[509] 【本】ほんの感想 Mori@管理人 2010/04/05 (Mon) 18:17 今回は最近読んでいた本の感想を書かせていただきたいと思います。この頃読んでいたのは、「愛をささやく夜明け」 「小説版・イヴの時間」 「天地明察」 「犬の力」[ Check! ] 「魂の駆動体」といったところなんですが。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++愛をささやく夜明け(二見文庫/クリスティン・フィーハン)[ Check! ]まあ、読むときはロマンス小説ということを念頭において読んでください。 二見文庫は映画化が予定されているかっとんだゾンビ物、「高慢と偏見とゾンビ」も出していますが、これも一応ヴァンパイアものです。ただし、ヴァンパイアの定義は少し通常とは異なっている設定。闇の種族「カルパチアン」のシリーズ一作目にあたります。 冒頭から特殊能力をもつヒロイン・レイヴンと、傲慢で尊大なハンサム・ミハイルが惹かれあいます。ところが、そのハンサムは実は絶滅寸前の闇の種族・カルパチアンだったのです・・・というところで話が進むんですが。カルパチアンは人間の血を糧として必要とするが、殺したり仲間にするようなことは基本的にはしない種族。ただしライフメイト(運命の半身)を得られないと、闇に飲まれて感情をなくしたヴァンパイアに堕ちてしまう。そう、カルパチアンは一旦連れ合うとお互いなしでは生きることが出来なくなってしまうという、浮気性なら泣きそうな性質の持ち主。そんなカルパチアンの男に魅入られてしまったヒロインの運命は!?(・・・実際作中でも浮気性の問題が取り上げられているのがご愛嬌でしょうか。) 第一作目ということもあってたっぷり設定とロマンスを詰め込んであるので、結構読み終わるとお腹いっぱいな感じになりますね。作中では強引さに弱いヒロインと兎に角強引なヒーローより、脇役の癒し手カルパチアン・グレゴリのほうが、癒し手にも関わらず自身の心の渇きをを癒すことが出来ないという点で、ダークで気になりましたね。今回の日記絵はこのカルパチアンシリーズをイメージしたものです。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++天地明察(角川書店/冲方丁)[ Check! ]時代は江戸、いかにして碁打ちにして算術に引き込まれた男・安井算哲こと渋川春海が、暦を改正するという大業を成し遂げたか。それを当人と周りの人々の人物像に焦点を当てることで爽やかに伝えてくる。歴を編むために重要な算術についての難解な解説は万人向けに軽くしつつも、歴改定の大業の意味自体は読み進めていくにつれずしりときます。 どんな小さなことでも、くじけない限りは無駄ではないということに気が付かされる一冊。だまされたと思って一度手にとって欲しいですね。きっと引き込まれますから。(この話に大きく関わってくる算術の解説は軽くせざる得なかったそうですが、結果として爽快感が前面に押し出されたので正解だったと思います。)+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++小説版 イヴの時間 another act (ガガガ文庫/水市恵)[ Check! ]アニメ「イヴの時間」の小説版。ですが、アニメの隠れた部分のエピソードをシメにもってきてくれているので、「イブの時間」を好きな方なら一読の価値はあると思います。"Are you enjoying the time of EVE?" という空気感をちゃんと伝えてきてくれる一冊になっています。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA/神林 長平) [ Check! ]「雪風」の作者によるジジ燃え・・・にして魂の象徴である「クルマ」の物語。この作者による作品の中では、ストレートに熱さが伝わってくる内容だと思うのですが。主人公達が老人であるためにただ熱いだけではない、飄々としたものも生まれていて、それがいい。SFではあるので好みは分かれますが、私はかなり好きです。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 今回は大体こんなところで。(「犬の力」はまた別の機会に。)P.S 「愛をささやく夜明け」この設定でBLな展開だともれなく絶滅エンドだね!という、大変ろくでもない感想もありましたが割愛してみた。そうそう、WEB拍手ありがとうございます。 [510] Re: 【本】ほんの感想 ゾン子 2010/04/07 (Wed) 11:23 レイヴンのイラストまで描いていただけたなんて!アリガトーございます☆ [511] Re: 【本】ほんの感想 Mori@管理人 2010/04/08 (Thu) 00:22 ゾン子さま、こちらにもコメントありがとうございます。喜んでいただけたみたいでなにより。 Tweet Share △
[508] 【お知らせ】桜Exhibition2010 Mori@管理人 2010/04/01 (Thu) 23:03 【お知らせ】桜Exhibition2010 に参加しました。京都会場のほうは明日からだそうです。東京会場のほうは9日から。森霧矢のプロフィールページ [ Check! ]桜Exhibition2010 [ Check! ] 期間: 京都-2010年4月2日(金)・3日(土)・4日(日) 風蝶庵[ Check! ] 〒604-8062 京都市中京区蛸薬師通御幸町西入蛸屋町158東京-2010年4月9日(金)〜4月11日(日) gallery『さくら』 [ Check! ] 目黒区中目黒2−5−28 TEL : 03-6277-2100 FAX : 03-6277-2101 Tweet Share △
「小説版・イヴの時間」
「天地明察」
「犬の力」[ Check! ]
「魂の駆動体」といったところなんですが。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++愛をささやく夜明け(二見文庫/クリスティン・フィーハン)[ Check! ]まあ、読むときはロマンス小説ということを念頭において読んでください。
二見文庫は映画化が予定されているかっとんだゾンビ物、「高慢と偏見とゾンビ」も出していますが、これも一応ヴァンパイアものです。ただし、ヴァンパイアの定義は少し通常とは異なっている設定。闇の種族「カルパチアン」のシリーズ一作目にあたります。
冒頭から特殊能力をもつヒロイン・レイヴンと、傲慢で尊大なハンサム・ミハイルが惹かれあいます。ところが、そのハンサムは実は絶滅寸前の闇の種族・カルパチアンだったのです・・・というところで話が進むんですが。カルパチアンは人間の血を糧として必要とするが、殺したり仲間にするようなことは基本的にはしない種族。ただしライフメイト(運命の半身)を得られないと、闇に飲まれて感情をなくしたヴァンパイアに堕ちてしまう。そう、カルパチアンは一旦連れ合うとお互いなしでは生きることが出来なくなってしまうという、浮気性なら泣きそうな性質の持ち主。そんなカルパチアンの男に魅入られてしまったヒロインの運命は!?(・・・実際作中でも浮気性の問題が取り上げられているのがご愛嬌でしょうか。)
第一作目ということもあってたっぷり設定とロマンスを詰め込んであるので、結構読み終わるとお腹いっぱいな感じになりますね。作中では強引さに弱いヒロインと兎に角強引なヒーローより、脇役の癒し手カルパチアン・グレゴリのほうが、癒し手にも関わらず自身の心の渇きをを癒すことが出来ないという点で、ダークで気になりましたね。今回の日記絵はこのカルパチアンシリーズをイメージしたものです。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++天地明察(角川書店/冲方丁)[ Check! ]時代は江戸、いかにして碁打ちにして算術に引き込まれた男・安井算哲こと渋川春海が、暦を改正するという大業を成し遂げたか。それを当人と周りの人々の人物像に焦点を当てることで爽やかに伝えてくる。歴を編むために重要な算術についての難解な解説は万人向けに軽くしつつも、歴改定の大業の意味自体は読み進めていくにつれずしりときます。
どんな小さなことでも、くじけない限りは無駄ではないということに気が付かされる一冊。だまされたと思って一度手にとって欲しいですね。きっと引き込まれますから。(この話に大きく関わってくる算術の解説は軽くせざる得なかったそうですが、結果として爽快感が前面に押し出されたので正解だったと思います。)+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++小説版 イヴの時間 another act (ガガガ文庫/水市恵)[ Check! ]アニメ「イヴの時間」の小説版。ですが、アニメの隠れた部分のエピソードをシメにもってきてくれているので、「イブの時間」を好きな方なら一読の価値はあると思います。"Are you enjoying the time of EVE?" という空気感をちゃんと伝えてきてくれる一冊になっています。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA/神林 長平) [ Check! ]「雪風」の作者によるジジ燃え・・・にして魂の象徴である「クルマ」の物語。この作者による作品の中では、ストレートに熱さが伝わってくる内容だと思うのですが。主人公達が老人であるためにただ熱いだけではない、飄々としたものも生まれていて、それがいい。SFではあるので好みは分かれますが、私はかなり好きです。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今回は大体こんなところで。(「犬の力」はまた別の機会に。)P.S 「愛をささやく夜明け」この設定でBLな展開だともれなく絶滅エンドだね!という、大変ろくでもない感想もありましたが割愛してみた。そうそう、WEB拍手ありがとうございます。