グラシア・ラボラス - Glasialabolas, Classyalabolas,Caacrinolaas,Caassimolar カークリノラース、カッシモラールとも。ソロモンの72柱の魔神の1柱にして、地獄の伯爵である。36の悪霊軍団を従える。召還者の前にグリフォンの翼を持つ犬の姿で現れる。あらゆる技芸を一瞬で教えることが出来る。ほうっておくと流血と諍いをもたらす反面、召還者が望めば敵味方に友情をもたらし、また望んだときに透明になれる術を授けるという。迅速、勇気、大胆、戦術と暴力を象徴する。まあ、毛色の違うケルベロスというか、典型的なヘル・ドッグである。古き良き南部アメリカで、十字路で悪魔と取引をしたと言われるほどの伝説のブルースマン・ロバート・ジョンスンが歌ったブルース“Hell Hounds On My Trail”の歌詞に出てきそうな性格だと思えば良い。願いは叶えてくれる。が、願ったこと自体が気の迷いである。気の迷いだろうが何だろうが、グラシア・ラボラスはお代を取りに追って来ることだろう。多分。コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」でも、性格の悪い主人に似たであろうと言う感じの、いかにも根性悪そうな中型犬の姿で描かれている。なんというか、中途半端におしりかじり犬した挙句、うっしっしとでも笑いそうな感じといえば良いだろうか。犬好きには確実にショッキングな系統の魔神である。が、いつしかその性格の悪さこそがくせになる、のかも知れない。グラシア・ラボラスは猫でなく犬、というところが良いのだ。妙なファンが沢山ついているであろう魔神である。
****************************************というわけで以前の日記より少し間があきましたが。今回はソロモンの72柱の魔神からグラシアラボラスです。色々あって最近「おしりかじりむし」をえんえんと聞くはめになっていたのですが、なんとなくその際にこのグラシアラボラスが頭の中で踊っていました。なにか中毒性がありますよね、「おしりかじりむし」。
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