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[204] 珍らかな鳥

珍らかな鳥 by Mori@管理人 (41 KB)
姑獲鳥 - またの名を夜行遊女 - は人間の子供を攫い、己の子として育てるといわれる。育てられた子もまた姑獲鳥となる。中国の妖怪だが、日本では産女(ウブメ)と同一視される傾向にある。江戸時代以降にこの傾向が強まったようだ。*********************そういえば京極夏彦氏の「姑獲鳥の夏」、映画化されるそうですが。最近読んだ本で印象に残ったのは、タニス・リーの「鏡の森」、ランペドゥーサ「山猫」、ブローディガン「西瓜糖の日々」。「鏡の森」は原文のほうで既に読んでいましたが、邦訳がどうなっているか関心があったので。カタカナ語の扱いの点などで、大分現代的な訳文に仕上がっているようです。白雪姫をベースにデメテル崇拝などの要素を味付けに加えつつ、その辺はあくまで舞台装置としてのみ。話の焦点はあくまで二人の女主人公達、彼女等がぶつかり合い或いは離れ、壮絶な結末へとゆるやかに流れ落ちていく。リーの語る物語のなかでは地味めなんですが、母子の確執を盛り込んだ作品としては十分楽しめました。「山猫」映画のほうで見ていただけだったのですが。一行一行をゆっくり読み進めていくと、よけいにあの映像美が深みを持って感じられる気がします。これまでは、話自体にも感じ入りつつ、どうしてもどこかで映像の美しさのほうに気を持っていかれてしまう思いで見てきた気がするので。「西瓜糖の日々」は読み始めた時はなんだこれは、ヒッピー文学なのだろうか?となったのですが。それとはまた別種の、生ぬるい湯の流れに浸かったような、奇妙な後味が残る感じでした。読もうと思ったきっかけは単に作品に虎が出てくるというだけのものだったんですが、思った以上に虎の存在が意味を持って作中に出てきていたので、別の意味で予想が外れました。虎の存在感は、あのアイデスという、何もかもが希薄で曖昧な世界の中でさえ、ある種の象徴でありうる、という。話は変わって。
世界情勢としては、アメリカ大統領にブッシュが再選という事実自体にはさほど疑問はなかったですね。アメリカの動きに投資(イラク戦争含む)しているのがアメリカ本国だけではない以上、ある程度予想は出来る結果でしたから。世の中の地図が、単純にみたままのそれであればどれだけ安心できることかと思うんですけれど。この間、友人が手作りの石鹸を送ってくれました。手作り石鹸、こんなに泡が柔らかいものだとは。色々なものを送ってもらっているので、試すのも楽しいです。

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