[357] 第三の鳩−Halphas, The Third Dove
ハルファス−Halphas, ソロモンの72柱の魔神の1柱にして、地獄の大いなる伯爵である。26の悪霊軍団を従える。召還者の前に野鳩の姿で現れる。時には片足を膝まで露出した女性の姿を取る。戦闘において活躍する荒々しい魔神である。特に武器の補給を助け、城砦を構築する技術を提供する。高慢、うぬぼれ、富と権力、無礼を司る。 ハルファスのとる野鳩の姿に関してだが、多くの場合、鳩とは単純に平和をシンボライズしていると思いがちである。しかし一方で、古代から鳩とは臆病と狡猾、愛欲を象徴する存在として知られていた。セム系の民族にとって鳩とは愛と戦争の神・アスタルテと強く結びついた鳥であったからだ。つまり、ハルファスの狡猾さと鳩の姿は矛盾してはいないわけである。この魔神を思うとき、連想されるのは旧約聖書においてノアの下についに戻ることのなかった第3の鳩である。戻る事のなかった鳩は、いったいどこにいったのかを思うとき、これも一つの回答になるのではあるまいか。放たれた以上、どこに行くのも自由なのだから。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++というわけで、今回はソロモン72柱の魔神からハルファスです。どうも武器の補給を助けるぐらいなので知性派な一面も持つ戦闘好きデーモンのようです。(片足を膝まで…のくだりは、実はテレマ学方面の知識になるのですが、これは難解なので細かい寓意に関しては特に書きません。)私にはこの魔神がいけいけねーちゃんのように思えてなりません。まあ、第3の鳩うんぬんはいちおうこじつけですけどね(というわけで本気にとらないように。)

