[319] 調べを奏でるもの - Amdusias, The Spirit of Music Mori@管理人 2007/11/24 (Sat) 02:16 アムドゥシアス - Amdusias, Amduscias, Amdukias, アムドゥキアスとも。ソロモンの72柱の魔神の1柱にして、地獄の偉大にして強力な公爵である。29の悪霊軍団を従える。召喚の際に初めは額に一本の角を生やした馬(すなわち一角獣)として現れ、命じられると人間の姿を取る。召還したものが望めば、良き召使を与え、あらゆる木々をたゆませるという。また、いかなる場所でも甘い音楽を奏でる力を持つ。悪意、中傷、虚言、忘恩を象徴する。この魔神の声は稲妻の走る嵐の中で聞かれると言い、トランペットのごとく轟く声で語り掛けるという。本来は嵐に関連した地方神だったのではないか。18世紀のバイオリン演奏家ジョゼッペ・タルティーニの夢の中に現れ、「悪魔のトリル」作曲の霊感を与えたのは彼だと言われている。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++今回はソロモンの72柱からアムドゥシアスです。一角獣の姿で現れ音楽に優れる魔神。木をたわませる能力からフィドル(バイオリン等の弦楽器類)の出来に貢献することができるということで、面白い逸話付きのデーモンですね。あまりにも優れた職人や芸術家にはもしや人知を超えるモノがついているのでは!?と思う心情も解らないではないですが。せっかく音楽にちなんだ魔神が出てきたので、今回は最近気に入った音楽の話でも。当たり前なのですが、好きなCDがあっても総て買っているわけにもいきません。ので、厳選してx2、おサイフに相談して購入しています。だからこそ、好みの絞られたアルバムをこうして紹介も出来るんですが、本当は少しでも気に入った音はいくらあっても足りないですよね。"The Garden of the Hesperides" Hexperos [ Check! ]Hexperos (Italy) のデビューアルバムですが、ボーカルのアレッサンドラはGothicaですでに実力を見せまくっていた方ですし、その他のメンバーも同様です。よって実力に関しては心配する必要はありません。あとは以前より音が洗練されているので、それが好みか、もう少し荒荒しいほうがいいかも、といった感じかたの違いで感想は変わってくるかも。ダークで清涼感のある音に仕上がっています。風が冷たく、時にやさしく吹く丘で星が光っている、そんなイメージでしょうか。 "Seraphim" Irfan [ Check! ]Irfan (Bulgaria)のセコンドアルバム。以前より洗練されました。異形の音楽は健在です。以前のアルバムよりコンセプトがはっきりした印象を受けます。太鼓の音が運ぶ心地よい緊張感と、歌声が心地よいです。異教の神殿に詣でているような気分になります。 "Wabby&Sabian" Wabby&Sabian [ Check! ]これは人に教えていただいたアルバムなんですが、エキセントリック・オペラなるグループの実力派アーティスト・書上奈朋子がヴォーカル・内田マヤを迎えて作ったコンセプトアルバムだそうです。聞いた瞬間いきなり「フルサト」が。びっくりしました。基本は総て日本の童謡等、子供の頃に耳にする機会があるメロディーなのですが、それがこうも変わるとは。本当に歌とは歌い手次第でどうにでも化ける、それが良く解るアルバムになっています。懐かしくも新しいメロディー。個人的に「フルサト」が一番好きです。何よりこのアルバム、ジャケットがかわいいんですよ。ポップ色の洪水みたいになっていて。というわけで、今回はこの3枚をご紹介。そういえばこの間、映画館に「パンズ・ラビリンス」 [ Check! ] を見にいってきました。ようやっと近場にこの映画が入ったので。これはすごく見たかったので、見始めるときはどきどきしました。時代はスペイン内戦が終わり、フランコ政権が地盤を固めようとしている頃ですね。森を舞台に、迷宮のような物語が展開しますが。これは・・・最後涙が出てしまった。本当に悲しくて。でも主人公であるオフェリアはある意味勝った物語なので、だからこそ悲しかった。一方でこれは”怪物”を語る物語でもありますね。本当の意味で怪物なのはなにか、誰か、そしてなにが幻想に過ぎず、真実ではないのか。本当は、自分が見ている”現実”こそ、”真実のない幻想”に過ぎないのではないか。人は誰しも自分が望むものを現実と呼びたがるのだから。その部分を問いかけてくる映画ですね。PAN'S LABYRINTH パンズ・ラビリンス [ Check! ] Tweet Share △
[318] 炎をつかさどるもの - Paimon, The King of Fire Mori@管理人 2007/11/19 (Mon) 22:13 パイモン - Paimon, ソロモンの72柱の1柱にして、地獄の西方を治める王である。200の悪霊軍団を従える。召還されると、楽隊に先導され、臣下である二王・ベバル Beball とアバラム Abalam を引きつれて現れる。出現と同時に怒号を発するため、召還者はこれを直ちに威嚇し、従えなければならない。でなければ話すことも出来ないからである。あらゆる科学、芸術と哲学に秀でるといい、召還した者にあらゆる知恵と地位を与え、いかなる人間も召還者に従うようにすることが出来るという。また風と土、水の驚異を垣間見せることも出来る。パイモンは強力な存在であるが、召還するにはルシファーを通す必要があるという。何故ならばパイモンはルシファー以外には従わないからである。よって、呼び出すことは大変難しいとされている。粉砕、暴走と破滅を象徴する。出現時に異音を発する魔神たちの多くが、自然が形を変えて現れたといってもいい存在であり、パイモンも確実にそのうちに数えられる存在だ。何故ならパイモンは四大元素のうち火を司る存在であり、本来は火の精霊・サラマンダーの長であるのだ。精霊王として水を司るアリトン、風を司るオリエンス、地を司るアマイモンと並び立つ存在である。しかし、神に反逆した堕天使ルシファーに忠誠を誓い、ルシファーの敗走の際にも付き従うことになったのである。この種の逸脱はしばしば火を主題とした物語に繰り返し現れる。人間に与えるべきでないという炎をもたらし、ゆえに鎖に繋がれ、ハゲタカに臓物を食われるという苦悶を与えられたプロメテウス。天から投げ落とされ、不具の身になりながらも優れた鍛冶神として主神の雷さえ鍛える存在にまでなったヘパイストス。火とは欠落したものを与え、あるいは欠落を補うべく振るわれる恐るべき力の象徴である。ゆえに諸刃の剣として作用しがちであり、パイモンもまさしくそのような存在として脱落せざるえなかったのかもしれない。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++というわけで、今回はソロモンの72柱より西方王パイモンです。魔神といっても本来は精霊王であり、強力にしてルシファーに忠実というインパクトのある魔神さまです。男気あふれる印象ですが、どうも「女顔」であると、多くの書物に書かれているようで、ほっそりした感じに仕上げてみました。私がパイモンに持ったイメージが明王系、なんですよね。業の深い仏様みたいな。かなり好きな魔神です。急激に冷え込んできていますね。風邪に用心したいところです。が、もうひとつ用心したい病原菌が。インフルエンザです。今日は本当に久しぶりに予防注射を打ちに行って参りました。インフルエンザの予防接種なんて本当に何年振りだろうか。というか、小学生以来なので数十年単位で打ってないですよ。最近の猛威に恐れをなして、いやいやながら医者に行きと言う感じです。医院内には似たような方が何人も。が、リアルタイムで風邪引きの方ももちろん来ておられるので「ここで風邪引いたら洒落にならん」と言うか、なんちゅうか。待つこと1時間、そして打つのは一瞬。打った後が明日以降痒くなるんだろうな〜。無意識に掻いてしまわない様に気を付けないとです。予防注射といえば、私は大学に入る際に提出する健康証明書のために1日で3本打ったことがありましたねえ。あれは次の日熱出したですよ、さすがに。ブースター(三種混合)となんだか忘れたけれど2種。つまり五種。飲み薬でなんか別のものも予防したから結局6種。酷い。米国の医者アバウトすぎです。留学していた頃の思い出でした。そうそう、最近 pixiv [Check!] にはまっています。これはいろんな人がイラストを投下していくいうサイトなんですが、投下されるイラストが流れていくのがあまりに早いので、家に帰ってくるとそわそわしてチェックしたくなります。そしてネタ系が面白いのなんの。自分でも少しずつ投下していますが、サイトでは出さないものも少しずつ出してみようかなという感じです。あと最近読んで面白かった本:中世の非人と遊女 / 網野 善彦・著 (講談社学術文庫) [ Check! ]かつて”自由で誇りある”選択のひとつとして自由に、誇りたかく遊女の道を選び取った女達が、体制の変化によって穢れとして転落させられたか。この本は日本の白拍子や職業婦人などについて言及しています。日本における職業に対する視点の変化が、その時の政体に大きく影響されると言うことがはっきりわかる研究書なんですが、最終的にしっぺ返しを食うのはその国自体なので、体制に不利だからといって気軽に法案通したり、差別を強化するようなことはしないでもらいたいものですね。信頼できる政治家がいる国というのは存在しないかもしれませんが、せめて任せられる政治家ぐらいはいて欲しいものです。あとは、もうすぐ「チェーザレ」の4巻が出るのでものすごく楽しみです。 話は変わりますが、最近気になっている話題は、向こうの脚本家組合がストに入ってていて、Supernatural3にも影響が出るかもというのを最近知ったので、ちょっとひやひやしています。まだ3はみていないんですが(やっている局をうちでは取っていない・・・(涙))、続きをすごく楽しみにしているので最終話まできっちりやって、謎を解明してほしいなーと。何より兄弟の愉快で切ないやり取りが見れないのが悲しいので、早く見れる局でやってくれるか、DVDで見れるといいなと。新女性キャラ達も見てみたいですし。 Tweet Share △
"Seraphim" Irfan [ Check! ]Irfan (Bulgaria)のセコンドアルバム。以前より洗練されました。異形の音楽は健在です。以前のアルバムよりコンセプトがはっきりした印象を受けます。太鼓の音が運ぶ心地よい緊張感と、歌声が心地よいです。異教の神殿に詣でているような気分になります。
"Wabby&Sabian" Wabby&Sabian [ Check! ]これは人に教えていただいたアルバムなんですが、エキセントリック・オペラなるグループの実力派アーティスト・書上奈朋子がヴォーカル・内田マヤを迎えて作ったコンセプトアルバムだそうです。聞いた瞬間いきなり「フルサト」が。びっくりしました。基本は総て日本の童謡等、子供の頃に耳にする機会があるメロディーなのですが、それがこうも変わるとは。本当に歌とは歌い手次第でどうにでも化ける、それが良く解るアルバムになっています。懐かしくも新しいメロディー。個人的に「フルサト」が一番好きです。何よりこのアルバム、ジャケットがかわいいんですよ。ポップ色の洪水みたいになっていて。というわけで、今回はこの3枚をご紹介。そういえばこの間、映画館に「パンズ・ラビリンス」 [ Check! ] を見にいってきました。ようやっと近場にこの映画が入ったので。これはすごく見たかったので、見始めるときはどきどきしました。時代はスペイン内戦が終わり、フランコ政権が地盤を固めようとしている頃ですね。森を舞台に、迷宮のような物語が展開しますが。これは・・・最後涙が出てしまった。本当に悲しくて。でも主人公であるオフェリアはある意味勝った物語なので、だからこそ悲しかった。一方でこれは”怪物”を語る物語でもありますね。本当の意味で怪物なのはなにか、誰か、そしてなにが幻想に過ぎず、真実ではないのか。本当は、自分が見ている”現実”こそ、”真実のない幻想”に過ぎないのではないか。人は誰しも自分が望むものを現実と呼びたがるのだから。その部分を問いかけてくる映画ですね。PAN'S LABYRINTH パンズ・ラビリンス [ Check! ]