[294] 我も光には違いない - Belial, The Shadow Illuminated
Belial - ベリアル Baalial, Beliar, Beliel バーリエル、ベリアー、ベリエルとも。ソロモンの72柱の1柱にして、地獄の侯爵である。また七大君主のひとりとして数えられている。50の悪霊軍団を支配する。かつては織天使であったといわれる。召還されると、炎の戦車に乗り、美しい声で語る二人の天使の姿で現れる。望めば召還者に良い召使を与えるという。すなわち、富と権力を得ることに力を貸す存在だ。支配、辛抱、労働を象徴する。また7大君主としては、7つの大罪のひとつである色欲を象徴する。ベリアルは死海文書を含めたユダヤ教及びキリスト教の聖典において、最も堕落した悪魔と語られる存在である。その外面の優雅さと美しさとは異なり、最も放埒で卑猥な堕天使・悪魔と呼ばれており、その精神は堕天する前から悪徳におぼれたものであったとされる。創世記の神と堕天使の戦いにおいて、神に反逆したルシファー軍に身を投じ、敗走した後には地獄でルシファーにつぐ実力者として君臨しているという。ソロモン王に召還されたさいには何故か王の御前で踊ったという。名前はヘブライ語で Beli yo'il, ベリ・ヨイル、無価値であるとまことしやかに伝えられている。が、まあその通りである。ただし、隠された意味はこれだけかといわれると、それはまず違うだろうということになる。ベリアルはかつてカナン地方で奉られていた豊穣の神であった。当時崇拝されていた数多くの神の1柱であり、ようするにユダヤ氏族にとって、敵対勢力によって奉られていた神格だった。そのため、意図的に悪い意味だけが残された可能性も高い。Baal ial, バール・イアル、誇りの神、あるいは驕りの神もまたベリアルのの異名である。誇りの部分よりも奢りの意味合いのほうが強く取られた結果、現在の堕落したベリアルのイメージが先行することになったのだろう。敵対する存在であることは楽ではないらしい。ベリアルに対しては、召還にあたって注意が必要である。何故なら、しばしば召還したものとの主従が逆転するからだ。まあ、どの魔神・悪魔を呼び出そうとも、十分に気をつけない限り同じ事が言えるのだが。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++というわけで、今回はソロモンの72柱の魔神からベリアルです。豊穣をもたらす神格であったばっかりになんだか、まあなんだな事になったらしいベリアルですが、たんたん耽美がくるりと輪をかいたようなイメージがかえって人気は高いものと思われ。正直描き難いというか、気をつかうというか、色々難しいですね、この方は。どうでもいいですが7大君主として象徴しているLUSTという言葉は、元をたどれば「光」という意味もあるんですよねえ。熱情のこもった強い感情というのも、たしかに光には違いないのかも。でも、なにか色々皮肉なものを感じざる得ない気が。話は変わりますが最近はアジサイがきれいですね。眼福です。

