Daily Graphic

[316] 総てのものに訪れる - Furcas, The Reaper

総てのものに訪れる - Furcas, The Reaper by Mori@管理人 (37 KB)
フルカス - Furcas, ソロモンの72柱の魔神の1柱にして、地獄の騎士である。20の悪霊軍団を従える。召還者が望むと、哲学、占星術、火占術、論理学、手相学を伝授する。長い髪と髭をなびかせ、槍、あるいは鎌を持ち、蒼白い馬に乗った冷酷な老人の姿で現れる。聖書の黙示録に現れる騎士、それがフルカスの姿である。勝利、高慢、冷徹を象徴する。フルカスの名はラテン語のフルカ "furca", 突き刺すもの、フォーク(熊手)の意味を持つ。カニの爪、絞首台の意味もある。フルカスは明らかに農耕神としての特徴を備えている。各地で信仰された農耕神は豊作をもたらすものであると同時にGrim Reaper,冷厳な刈り手であり、すなわち死神としての側面を持っている。そして多くの場合その手に握られている鎌、あるいは熊手は、農耕の際に使われる道具である。命とは生まれた際から刈り入れが定められているのであり、農耕神とはその法則を体現する存在である。フルカスの占星術や火占術といった職能に関してだが、やはり農耕に深い関わりを持っているからこそフルカスの職能として数えられていると思われる。農耕において、種まきや刈り入れの正確な時期を知るのは大切なことであるからだ。+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++今回はソロモンの72柱よりフルカスです。トリックオアトリート!と言う感じで、秋という時期にはぴったりの魔神であるような気がします。が、正直会いたいとは思いません。怖すぎる。

[314] 地獄の猟犬 - Glasialabolas, The Hell Hound On Your Trail

地獄の猟犬 - Glasialabolas, The Hell Hound On Your Trail by Mori@管理人 (49 KB)
グラシア・ラボラス - Glasialabolas, Classyalabolas,Caacrinolaas,Caassimolar カークリノラース、カッシモラールとも。ソロモンの72柱の魔神の1柱にして、地獄の伯爵である。36の悪霊軍団を従える。召還者の前にグリフォンの翼を持つ犬の姿で現れる。あらゆる技芸を一瞬で教えることが出来る。ほうっておくと流血と諍いをもたらす反面、召還者が望めば敵味方に友情をもたらし、また望んだときに透明になれる術を授けるという。迅速、勇気、大胆、戦術と暴力を象徴する。まあ、毛色の違うケルベロスというか、典型的なヘル・ドッグである。古き良き南部アメリカで、十字路で悪魔と取引をしたと言われるほどの伝説のブルースマン・ロバート・ジョンスンが歌ったブルース“Hell Hounds On My Trail”の歌詞に出てきそうな性格だと思えば良い。願いは叶えてくれる。が、願ったこと自体が気の迷いである。気の迷いだろうが何だろうが、グラシア・ラボラスはお代を取りに追って来ることだろう。多分。コラン・ド・プランシーの「地獄の辞典」でも、性格の悪い主人に似たであろうと言う感じの、いかにも根性悪そうな中型犬の姿で描かれている。なんというか、中途半端におしりかじり犬した挙句、うっしっしとでも笑いそうな感じといえば良いだろうか。犬好きには確実にショッキングな系統の魔神である。が、いつしかその性格の悪さこそがくせになる、のかも知れない。グラシア・ラボラスは猫でなく犬、というところが良いのだ。妙なファンが沢山ついているであろう魔神である。
****************************************というわけで以前の日記より少し間があきましたが。今回はソロモンの72柱の魔神からグラシアラボラスです。色々あって最近「おしりかじりむし」をえんえんと聞くはめになっていたのですが、なんとなくその際にこのグラシアラボラスが頭の中で踊っていました。なにか中毒性がありますよね、「おしりかじりむし」。

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