[304] 天の女王 - Astaroth, The Queen of Heaven
アスタロト - Astaroth, Ashtaroth, Astarot, ソロモンの72柱の魔神の1柱にして、地獄の大いなる公爵である。10ないし40の悪霊軍団を従える。召還されると、ドラゴン、あるいはそれに似た猛獣にまたがり、右腕に毒蛇を巻きつけた美しい天使の姿で現れる。口からは悪臭を放つとされるため、召還者は指輪を掲げて身を守る必要がある。作業・構築・創造・実現を司る。過去・未来・現在を予言する。また求められれば人文科学を教える。かつては座天使であったとされる。アスタロトの名前の由来は女神アシュタルテからのものであり astro、すなわち「天」を意味している。アシュタルテは、エジプトの女神イシス(イナンナ)・フェニキアの魚女神アタルガティス・ギリシアの女神デルケトと同一視されていた存在であった。美を司る存在でもあり、戦の女神・天の女神でもあった。ヘブライ語に直された名はアシュテレトであるが、これは「恥」を意味するヘブライ語 bosheth ボシェトの母音を読み込んだ蔑称である。(つまり昔のユダヤ人は勝手ないやがらせ的改変をやっちゃったわけである。そのあたりはモレクも同様である。)複数形アシュタロトは異教の女神を指す普遍的な名詞として用いられた。これがキリスト教に取りこまれる段階で完全に男性に変化した。実は翻訳の段階で間違えたられたのである。聖書はラテン語(ウルガタ聖書)に訳され西洋に広がることとなったが、ウルガタ聖書の翻訳者は文中に出てくる神・女神の名称の変化がよく解っておらず、複数形も単数系もいっしょくたに考えたらしい。勝手に統一した。かくして魔神アスタロト登場と相成ったわけである。++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++というわけでソロモンの72柱から、アスタロトです。というか、アシュタロス。 私にとってこの魔神のイメージは女性みたいですね、どちらかというと。 ハンサムというのも捨てがたいんですけれど。

